第145回 2台のピアノの午後 フォーレとサン=サーンス

2013年01月25日 03:50

6月2日(土)

第145回 2台のピアノの午後 フォーレとサン=サーンス
G. FAURE ET C. SAINT-SAENS

後援 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会
   
  
近代フランスを代表する二人の作曲家、サン=サーンスとフォーレは
師弟として出会ったのち、半世紀にわたり、親しい友人同士として互いに
作品の演奏や批評をしあいました。この交流には音楽史の上でも注目
すべき点が多く、往復書簡集が邦訳版で紹介されているほどです。
   
同じピアノ四重奏曲でも、若い情熱にあふれるフォーレ作品と、練達の
筆で大胆に展開するサン=サーンス作品とでは、大きく個性が異なります。
いっぽう、近代的な洗練味、明快さ、優美さは、2作品に共通しています。
フランスの室内楽の奥深さを2台のピアノでお伝えできれば幸いです。
   
   
演奏曲
   
ガブリエル・フォーレ [1845-1924]
   ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 作品15 [1879]
    (ジョルジュ・ユンベル編曲 2台ピアノ版)
   
カミーユ・サン=サーンス [1835-1921]
   ピアノ四重奏曲 変ロ長調 作品41 [1875]
    (ジュール・グリゼ編曲 2台ピアノ版)